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工場と契約を破棄しないよう北京オリンピック組織委員会に求む PDF プリント メール
2007/06/11 Monday 14:42:28 CEST
Image北京オリンピック組織委員会が、今週発表の報告書「No Medal for the Olympics on Labour Rights(労働者の権利に関してオリンピックに与えるメダルはない)」で指摘を受けた企業との契約破棄を予定しているという報道に対し、PlayFair 2008は深い懸念をもって反応した。PlayFair 2008は国際オリンピック委員会(IOC)に対し、ただ事態を傍観して北京オリンピック組織委員会がこれらの工場を切り捨て、窮地に追い込まれた労働者を見捨てさせないよう要請した。

 

2007年6月11日、於ブラッセル(ベルギー):北京オリンピック組織委員会が今週発表の報告書「No Medal for the Olympics on Labour Rights(労働者の権利に関しオリンピックに与えるメダルはない)」で指摘を受けた企業との契約破棄を予定しているという報道に対し、PlayFair 2008は深い懸念をもって反応した。

「これらの工場の労働者は深刻な搾取にさらされていました。北京オリンピック組織委員会としてすべきことは、これらの企業が労働者の基本的権利を尊重しなければならないことを強く主張することであり、問題から逃げるべきではありません。これはオリンピック・ムーブメントとして、とりわけ国際オリンピック委員会(IOC)自身が全責任を負うべき問題です。北京委員会に対しては、工場との契約を破棄してこれ以上の害を労働者に及ぼすのではなく、IOCや世界のオリンピック・ムーブメントがオリンピックライセンス商品を生産している人々のためにフェア・プレーを行うよう、私たちの取り組みに力を合わせてくれることを求めています。一方的な措置には何の効果もなく、「ただ労働者が職を失うだけに終わり、他の工場が労働者の権利を尊重する保証はどこにもありません。」とPlayFairは言う。

「金曜夜のPlayFair宛ての書簡の中で、IOCが問題の存在を認めたことは好ましいことです。しかし、国際労働基準が尊重されるようになるための協力について述べた私たちの具体的提案に対しては、なんら回答は得られませんでした。IOCとして、北京オリンピック組織委員会が問題から逃れるのをただ見ているだけではいけません。私たちはぜひIOCと協力して問題に取り組みたいと考えており、そしてその用意ができています。IOCが私たちの提案を請けてくれることを願っています。」とPlayFairは述べた。

 
 
 
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