大手スポーツブランド企業と労働組合とNGOが作業部会を結成
2008/07/02 Wednesday 00:00:00 CEST
Image緊急発表

スポーツブランドのトップ企業と労働組合が労働条件改善をめざし世界規模で協力

2008年7月2日、ブラッセル:北京オリンピック大会を1ヶ月先に控え、ナイキ、アディダス、ニューバランス、アンブロ、スピードなどの主要スポーツ用品ブランド企業各社が、労働組合やNGOとともに労働運動と団体交渉の促進、ならびに当該産業における全般的な賃金水準の改善を目指す合同作業部会を立ち上げた。

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作業部会には、どのようにして組合の結成および団体交渉(労使対話)を優先させ、また奨励するかという課題が与えられた。作業部会では、製造システム、原価計算、生産性、効果的な協約交渉・対話など、企業の経営というものがどのように行われているかについてより理解を深めることを試みるほか、契約労働、工場閉鎖の手続、管理職および労働者の訓練などの各課題へのアプローチも策定する。
ITUC(国際労働組合総連合)、ITGLWF(国際繊維被服皮革労組同盟)、CCC(クリーン・クローズ・キャンペーン)が主導するプレイフェア2008キャンペーン(PF08)はスポーツ用品産業に対し、サプライヤーである工場の労働条件、また生活賃金の要求について繰り返し圧力をかけており、これに当該産業は対処している。
今年4月、PF08は「ハードルを越えて(Clearing the Hurdles)」と題したレポートを新たに発表した。レポートは、超えなければならない4つのハードルとして、低賃金、短期雇用契約やその他の不安定な雇用の乱用、結社の自由の侵害、産業再編による工場閉鎖の問題を指摘した。3日間に及ぶ香港の会議は本日7月2日に閉会を迎えるが、このレポートと、そしてレポートが挙げている具体的なターゲットが議論の土台となった。


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プレイフェア2008主催団体連絡先:

CCC International Secretariat
Esther de Haan: Tel. +31 642 24 31 53
Jeroen Merk: Tel. +31 646 74 46 62

ITUC
Mathieu Debroux, Press Officer
Tel. +32 476 62 10 18

ITGLWF
Neil Kearney
Tel. +32 475 93 24 87

プレイフェア2008は世界のスポーツ用品産業で働く労働者の権利尊重を求め、2008年オリンピックにむけて展開している国際的なキャンペーンです。詳しくはPF08のウェブサイトをご覧ください。