Play Fair 2008キャンペーンについてのニュース |
プレイフェア聖火ランナーがIOCに直談判 |
2008/06/10 Tuesday 08:57:29 CEST | |
2003年、IOCはまだ2106年の変化の可能性を口にし始めたばかりだった。。。 危機感の欠如はオリンピックムーブメントの恥 6月10日、プレイフェア版聖火リレーに参加した99カ国12,000人の署名を手渡すためスイスを訪れたEsther de Haanは次のように語りました。「IOCには検討に費やす時間がこれまでいくらでもありながら対応を引き延ばし続けていることが、オリンピックムーブメントの名誉に傷をつける恐れさえあります。」
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今年3月、オリンピックサプライチェーンにおける労働条件の問題にIOCとしていまだ責任を負っていない事実に世間の注目を集めるため、プレイフェアは「キャッチ・ザ・フレーム」というキャンペーンに着手しました。この取り組みでは「聖火ランナー」を募り、初めてオリンピックの聖火が灯されたオランダをスタート地点としてIOCへのメッセージに署名を集めながら、ブルートゥース、ショートメールサービス、電子メール等を駆使して世界に向けて電子版バーチャル聖火のメッセージを広げていきました。このプレイフェア版の聖火は、5月1日に中国に到達しました。 「アルファベット『A』のアフガニスタンからアルファベット『Z[』のジンバブウェに至る世界中の皆さんからキャッチ・ザ・フレームにメッセージが寄せられました。これらのメッセージからは、皆さんがこの問題にIOCは緊急に対策をとるべきだという同じ思いから取り組みに参加したことがうかがえます。」とITGLWF国際繊維被服皮革労組同盟のニール・ケアニー書記長は言います。「ブランド企業と同様、IOCとしてもサプライチェーンの責任を負うべきです。でなければ、五輪のマークは労働者の基本的権利の抑圧のシンボルになってしまうかもしれません。」 プレイフェアが最初にIOCに接触を図った2003年には、オリンピック商品生産現場における低賃金、長時間労働、安全衛生規定違反、労働組合に対する抑圧など喫緊の問題に対処するための具体的な計画がまだIOCにはありませんでした。IOCは2016年大会開催国の選出においてサプライチェーンの倫理問題に若干触れていると、プレイフェアとしては理解しています。しかし、これに関する詳細は不明であり、また今後8年内に開催されるバンクーバー、ロンドン、ソーチの各大会に関わる対策についても明らかにされていません。 プレイフェアキャンペーン共催団体のひとつであるITUC(国際労働組合総連合)のガイ・ライダー書記長は、「すでにIOCには私たちの要望をはっきり説明してあります。しかし、スポーツ用品産業で働く労働者の搾取をなくすための改革実施については、真の話し合いがはじまるのを今もまたされ続けているのです。」と述べています。 中国のオリンピックサプライヤーにおける労働条件に関しプレイフェアが2007年6月に発表したレポートには、オリンピック商品の生産現場で働く男女労働者が直面する問題が詳細に述べられています。本日、プレイフェア代表者はローザンヌにあるオリンピック博物館にも訪れ、現在展示中の「北京2008と中国」にプレイフェアから寄付をしました。IOCと同様、北京オリンピック組織委員会もプレイフェアのレポートに対する対応は十分ではありませんでした。
写真のダウンロード 背景情報 • 五輪ロゴ商品生産工場の労働条件に関するプレイフェアレポート フランス語: LES PORTEURS DE FLAMBEAU DE LA CAMPAGNE PLAY FAIR INTERPELLENT LE CIO SUR DES VIOLATIONS DES DROITS DES TRAVAILLEURS スペイン語: ACTIVISTAS DE PLAY FAIR DESAFÍAN AL COI RESPECTO A LAS VIOLACIONES DE LOS DERECHOS SINDICALES |